森の縁側カフェ

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「東京防災」の女性版が出る予定。団地で防災学習セミナー、マンションでの対策を学ぶ

 18日(日)団地で「東京防災」(2015年東京都配布、黄色)学習会が昨年に続き開かれた。その同じ日の新聞に、女性視点での防災ブックが3月1日図書館・郵便局等で配布されると報道された。
団地の郵便局で聞いたら、「50部を配布します」と。3月1日並んだら貰えそうだ。

 さて防災学習会では。講師は松原誠人(いのちを守る@プロジェクトJAPAN)さん。
「30年以内に70%の確率で発生すると予測される直下地震」、30年後ではなく明日起きるかもしれないし、そのため「今やろう防災アクション」がテーマ。とりわけ集合住宅やマンション防災対策について、参加者も考えながら学習しました。
 


前半は「東京防災」マンガを見ながら、「会社のコピー機が飛んできた」(東日本大震災)、道路が寸断される等の被災直後の様子を思い浮かべながら、「生き延びる確率をあげるため」(講師)の準備と日頃の防災訓練について学びました。
①「日常備蓄」 特別な備蓄では無く手軽に出来る、いつもの買い物の量を少し増やしていく。
②負傷者の30~50%は家具の転倒・落下。大型品の固定の必要があるが、スグ出来る家具の下にストッパーを入れるのは有効。明け方に起きた阪神大震災の経験では地震直後に倒れず、その間に逃げて生き延びれた。その後家具が転倒した例が紹介された。
③停電後に通電再開されたが、衣類や燃えやすい物が散乱していて、いわゆる「通電火災」が発生した。ブレーカーを切って避難が必要だが、安価で出来るのも出ている。
 昼に発生した東日本大震災では職場、学校など家族がバラバラだった。宮城県の例では家族3人が事前にどこの避難所に行くか事前に決めていて、同じ避難所に入ったが出会えたのは一週間後だった。千人が避難し混雑していた。「○○避難所、何時に△△の場所会おう」と言うことまで決めておく。


 地震直後の様子を見ながら、在宅避難か避難所かの判断が必要になる。マンション等では建物が大きく損壊しなくても、気をつけなければならないのは下水の配管がズレ下の階に漏れる可能性がある。最初の1~2日は簡易トイレにして様子を見る必要がある。館ケ丘団地のような大規模な所で家のトイレが使えなくなると、公衆トイレの整備が重要になると講師から指摘があった。