森の縁側カフェ

自然豊かなカフェ、ほっとする午後のコーヒータイム。そんな時、思うこと

「変革を駆動する大学」を読んでみた

同じ団地の方から「献本で頂いた本がある、東大総長の本だがとても読みやすい」と勧められ手にした。「変革を駆動する大学」 五神 真(ごのかみ まこと)著 東京大学出版会
サブタイトルは東京大学ビジョン2020 。


縁遠い東大、しかも光量子物理学が専門の総長が書かれ本だと言う。でも、なぜ献本がと聞いたら、昔小学校担任の縁で贈られたとの事でした。
五神さんは第30代総長、平成は有馬さんに始まり7人の方が総長となっている。2015年に総長就任後、女子学生住まい支援を打ち出した。大学周辺に100戸ほど女子学生用の住まいを民間と契約して、月3万円家賃補助(最長2年間)。東大にしてはユニークな取り組みだと思う
産学連携が進み、研究費欲しさに軍事分野に進出も増えている。産学連携については、従来のやり方ではなく「産学協創」をめざすとしている。現在の産業界が求めているのは、新しい価値創造をするために何をすればいいのか、そもそもどちらに進んだらいいのかを模索しているとしている。そうであれば、特定の研究室とだけ連携していては答えを見いだせないとしている。
東京大学ホームページを見たら、急速に変化する現代において、「地の協創の世界拠点」を創って、国民や世界から必要とされる東京大学、愛される大学を目指すとあいさつしていました。