森の縁側カフェ

自然豊かなカフェ、ほっとする午後のコーヒータイム。そんな時、思うこと

「百三段」と書いて、「ももさだ」と読む

私の生まれ故郷は、秋田の大河「雄物川」(おものがわ135キロ・県南の湯沢市と山形真室川町の県境が水源)が日本海に流れる河口にある。
秋田駅まで約10キロの距離だが、関ヶ原の戦い後の国替えで常陸(茨城)から佐竹氏が移って来たのが1602年。
この頃のわが故郷は近隣3村が「百三段村」と呼ば、山形を中心地とする最上氏の支配下にあった。
小学校裏の大森山(123メート)に登れば、秋田市が一望出来る。ここに砲台を置けば、秋田城を攻めやすそうだ。
この「喉に刺さったトゲ」が秋田領になるのは20年後の1622年、最上氏改易時に、幕府に願い出て国替えが成立した。もし、この国替えが無ければ、わが村は山形県であったかも知れない。
下手な絵は父の病室からの風景。右奥は大森山、左の丘陵には国見山