森の縁側カフェ

自然豊かなカフェ、ほっとする午後のコーヒータイム。そんな時、思うこと

「鋳銭座」(ちゅうぜんざ)と寛永通宝

総社神社の近くに秋田刑務所があって、その敷地に「鋳銭座」の案内がある。

かつて寛永通宝という通貨を作っていた。院内・阿仁銅山なと鉱山に恵まれた秋田で、銅と鉛は藩内で調達して、錫だけは大阪から手に入れた。ここで作っていた「秋田川尻銭」の特徴は、寛永通宝の文字の「永」に特徴がある。他の寛永通宝と違い、右の跳ねが大きい。「虎の尾はじき永のしるし」と。
鉱物の元板だけより、銭の鋳造が実入れが何倍もよかったらしい、
写真後方の壁が、刑務所だ。かつての塀は高く、人を寄せ付けない雰囲気だった。今は塀が低くなって、当時の重苦しさはない。